内反小趾ナビ

内反小趾の総合サイトです。内反小趾の原因や予防、治療法、病院などの説明をしています

内反小趾 ケアグッズ

治療は専門家の手を借りてすべきですが、内反小趾のケアをするためのグッズもたくさん販売されています。 少しでも快適に楽しく内反小趾と付き合うために、利用してみてはいかがでしょうか。 ただし、治療に差し支えるものを使うのは控えましょう。

サポーター
テーピングと同じような役目で、正しい足の形をキープします。内反小趾専用の物を使いましょう。
足指のストレッチグッズ
足指を開くためのグッズです。足の指の間にパットを挟みます。シンプルなパットから、 歩行トレーニングに使えるもの、入浴時に使うものなどがあります。スリッパタイプ、携帯用などのアイデア商品もあります。
補助グッズ
外出時など、普段の生活で痛みにある場所に負担をかけないためのグッズです。 内反小趾への刺激を抑えたり、ウオノメの痛みを軽減するためのグッズなどがあります。
インソール
専用のインソールを使うことで、足のアーチを保ったり、靴の中のすべりを防止するので、足の負担を減らすことができます。 サンダルやミュール用も販売されています。自分に合った物をオーダーメイドすることもできます。
テーピング
テーピングも販売されています。ただし、テーピングは自己流でやっても意味がありませんので、 専門家の指導の下で使いましょう。
5本指ソックス
内反小趾は靴下やストッキングも圧迫されるので良くないと言われています。 専用の靴下や5本指ストッキングも販売されています。

内反小趾専用のケアグッズは少ないのが現状です。外反母趾用と明記されていても、内反小趾で使えるものもあります。

内反小趾 子どもの靴

骨がやわらかく、影響を受けやすい子どもの靴は慎重に選びましょう。

「すぐに小さくなっちゃうから・・・」とつい大き目を選びがちですが、半年で大きくなるのは大体5mmぐらいだそうです。 ところがある調査によると、実際のサイズより、1㎝以上大きいサイズの靴を履いているお子さんが60%以上いました。 また、足のトラブルを抱えるお子さんは大き目の靴を履いていることが多いそうです。
ただし、子どもは足の骨がやわらかく、キツイ靴でも履くことができます。靴に限っては、 むしろキツくても履きなれた古い物を好む子どもも少なくありません。

このことから、子どもの靴は半年ごとにチェックし、「大き目」は5mmを目安にしましょう。 (7歳未満の子どもは3か月ごとのチェックをお勧めします)

その他の良い靴の条件は、履いた時に足指がくっつきすぎない、かかと部分がしっかりしている、 マジックテープや靴ひもなどで足囲が調整できることです。インソールを入れることでも微調整ができます。

正しい靴の履き方は、まず、かかとを踏まないように靴に足をいれます。かかとまで入れたら、 「かかと」を地面に軽く打ち付けます。かかとの位置がしっかり合ったら、マジックテープや靴ひもをしっかり締めます。 足がブカブカしたり、違和感がなければOKです。

子どもが靴を履くときによくやる「つま先とんとん」をしないように気を付けましょう。 靴を履くときのポイントは、かかとに隙間を作らないこと、足指を締め付けないことです。 また、最近は足のトラブル対策が取られている上履きも販売されています。

内反小趾 子どもが危ない

幼稚園・保育園児ぐらいの子どものかけっこは、フォームがさまざまですね。それはそれで可愛いものです。 でも、最近は足にトラブルを抱えて上手に走れない子どもが増えています。

そのトラブルは、内反母趾、外反母趾、偏平足(土踏まずがない。痛みや疲れを感じやすい)、 外反足(かかとの骨が曲がっている)、浮き指(足指が地面に着いていない)などです。その他、О脚やX脚があります。 浮き指はかけっこ、鉄棒など「蹴りだし」が必要な運動が苦手になります。内反小趾の子どもは浮き指であることが多くなっています。

ある調査によると、幼稚園児・保育園児で内反小趾を持っている子どもは35~70%というデーターがあります。

内反小趾があると外側に対して踏ん張れなくなり、バランスを崩しやすくなります。そのため、転びやすかったり、 かけっこが遅かったりします。気を付けたいのは、内反小趾は痛いと思いがちですが、子どもは痛がらない場合が多いことです。 これは子どもの足指が軟骨でできているためです。

子どもに内反小趾が増えている原因はなんでしょうか。

主にサイズが合わない靴を履くことと、運動不足だと言われています。 運動しないと土踏まずは発達しません。子どもが外で遊ばなくなったことが大きく影響しています。

子どもに大人の足の原型ができるのが10歳ごろで、大人の足として完成するのは18歳ぐらいといわれています。
足のトラブルは案外辛いものですし、いろいろな部分に影響が出ます。お子さんが足のトラブルと一生の付き合いにならないよう、 親が気を付けてあげたいですね。

内反小趾 関連した症状・開帳足

足の付け根のアーチが平らになり、横に広がってしまった足を「開帳足」といいます。どうしておこるのでしょうか。

足にはアーチが2つあります。1つは縦アーチで土踏まずのことです。もう1つは横アーチで足の付け根にあります。 つまり、足は親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点で支えられており、それを結ぶラインがアーチになります。

足のアーチは筋肉や靭帯によって保たれていますが、運動不足によって筋肉が弱くなってしまったり、立ち仕事による疲労、 負担をかけることで靭帯が伸びてしまい、アーチが崩れてしまうのです。 横に広がった中足骨を握ると細くなる足をこんにゃく足といいます。

開帳足になると足の幅が広がるため、足の親指や小指に負担がかかり、内反小趾や外反母趾、 その他の足のトラブルの元になります。開帳足自体は痛みがなく、気づきにくいものです。そのため、 内反小趾や外反母趾になって初めて気づくという方も少なくありません。

開帳足で幅が広くなったからと、幅広の靴を履けば良いと思うのは間違いです。 また、靴の中のクッションが効いていれば良いというものでもありません。お勧めの靴は、足幅がちょうど良い状態で、 かかと回りがしっかりしていて、横アーチをサポートする靴が良いでしょう。できれば、 最初はプロの方に見立ててもらえるといいですね。専用のインソールを使うのも効果的です。

その他、軽い物であれば。エクササイズや装具などで改善されますが、重症の場合は手術をすることもあります。 「幅広は遺伝」と思い込まず、時々、足をチェックしましょう。

内反小趾 二次障害

内反小趾、外反母趾、開帳足は併発することが少なくありません。また、タコやウオノメも不快な症状として挙げられます。

その他に、内反小趾の二次障害としていろいろな症状が起こってくることがあります。

内反小趾を持っている方は、腰痛持ちが多いですし、頭痛や肩こり、膝痛など、原因不明の痛みを抱えている方もいます。 足と関係ないと思われるかもしれませんが、めまいや耳鳴り、睡眠障害自律神経失調症うつ病パニック障害、下痢、 便秘などの不定愁訴を訴える方がたくさんいます。また、女性に冷え性が多いのは、内反小趾、 外反母趾が女性に多いのが原因と言われています。

痛みが無いから、内反小趾を放っておいたけど、原因不明の体調の悪さがある方は、 これを機会に受診してみたほうがいいかもしれません。

これは、内反小趾を含む、外反母趾、浮き指、その他の足のトラブルを起こすことで、膝、股関節、腰、首などに影響し、 やがて体がゆがみを持つようになります。そのゆがみをそのままにしておくと、体が必要以上の衝撃を受けたり、 負担がかかったりします。その結果、自律神経が正常に働かなくなり、二次障害が起こってきます。 自律神経は全身の様々な機能に影響しているので、思わぬ症状が出てきます。

足裏は人間の土台に当たる部分です。土台が不安定なビルの上層階がしっかするのは不可能です。 出ている症状を個々に対応すればある程度は良くなりますが、根本を治さなければ、解決はしません。
足は第二の心臓と言われています。血液の循環をするポンプの役目という意味ですが、想像以上に全身に影響を与える場所です。 意識して目を向けましょう。

内反小趾 関連した症状・外反母趾

内反小趾と併発が多い足のトラブルに「外反母趾」があります。母趾(親指)が外反(外に曲がる)するものです。 内反小趾も外反母趾も足のアーチの崩れが関係しているので、1つの足で、親指、 小指の両方でトラブルを起こすことも珍しくありません。

外反母趾の診断基準は、外反母趾角と呼ばれる角度が基準になります。自分でチェックする場合は、 足の土踏まず側にかかとから足の横を通るように、長めのものさしをあて、 その線からどのくらい親指が内側に入っているかで判断します。5~8度は正常で何の問題もありません。 10~15度は予備軍です。気を付けましょう。15度以上が外反母趾になります。
15~20度は軽症、20~40度は中程度、40度以上は重症と考えたほうが良いでしょう。 ただし、これはあくまで目安です。診断は専門家にしてもらいましょう。

また、外反母趾は症状で5種類に分けられています。

靭帯性外反母趾(横中足靭帯が伸びて親指が曲がった)、仮骨性外反母趾(親指の付け根の骨が張り出して曲がって見える)、 混合性外反母趾(靭帯性と仮骨性の症状が同時に出ている)、ハンマートゥ性外反母趾(足先が上を向いていたり、 指が縮んだ状態のまま変形している)、病変性外反母趾(病的要素や事故、 けがなどの要素が加わることで、変形や脱臼を伴っているもの)になります。

内反小趾に比べ、外反母趾は認知度が高く、専用のケアグッズはたくさん販売されてますし、情報がたくさんあります。 内反小趾とは共通点が多いので、参考にできることが少なくありません。内反小趾だけの方も、知っておいて損はないでしょう。

内反小趾 病院

自分が内反小趾になった時、どうしますか?

市販の矯正グッズがたくさんあるから、自己流で治しますか?整形外科に行きますか?接骨院・整骨院でしょうか?

最初に自己判断してはいけません。内反小趾は今のところ、診断の基準が曖昧のため、専門家に診てもらったほうが良いでしょう。 レントゲンや触診、その他の状況で判断してくれます。整形外科には足専門の外来を持っているところもあります。 接骨院・整骨院に行く場合は内反小趾を扱っているか、確認してから行ったほうが良いでしょう。外反母趾を扱っていれば大丈夫です。

整形外科であっても、接骨院、整骨院であっても、内反小趾の原因を見極めて、しっかりと指導してくれるところがいいですね。 「靴のせい」の一言で湿布を出して終わりだと考え物です。内反小趾は、原因を正さなければ、良くなりません。 納得がいかなければ、他の病院や接骨・、整骨院を受診してみるのも手です。

もし、接骨院や整骨院を受診したとしても、手術が必要と判断すれば整形外科を紹介してもらえます。

また、手術以外の保存療法で、1回の通院で劇的に症状が良くなることはありません。それは、整形外科でも、 接骨院・整骨院でも一緒です。気長に通院することになります。(テーピングなどで痛みが楽になることはあります)

原因が体の歪みにあった場合は、接骨院・整骨院では体の矯正をする場合があります。

自分には、整形外科があっているのか、接骨院・整骨院があっているのか、また、長く通院することを考えると、 通院の便利さも判断基準の1つですね。

とりあえず、内反小趾で悩んでいるなら、受診してみませんか?