内反小趾ナビ

内反小趾の総合サイトです。内反小趾の原因や予防、治療法、病院などの説明をしています

内反小趾 テーピング

「テーピング」は矯正方法の1つです。テーピングの目的は2つあります。 内反小趾を直接、矯正をすることと、体重がかかる位置を変えることです。

テーピングは痛いんじゃないかと不安を感じる方もいるかもしれませんが、正しいく矯正されていれば、苦痛はなく、 むしろ楽になるはずです。

テーピングの方法は何種類もありますが、自己流でやらずに、整形外科、接骨院、整骨院などでしっかり教わり、 知識を得てからやるか、通院して専門家に巻いてもらいましょう。間違ったやり方をすると、効果がないばかりか、 有害なこともあります。

テーピングを自分で巻く自信がない方、巻いてもらうために通院できない方、皮膚が弱くてテーピングができない方には、 サポーターがあります。靴下のように履くだけの物や、マジックテープで留めるタイプもあります。
これらは中足骨を圧迫することで足指を開かせ、足のアーチの再生を助けます。 また小指と薬指の間にパットが入り、小指を正しい方向に近づけます。タイプによってはサポーターを付けたまま靴が履けます。

うれしいおまけとして、テーピングやサポーターによって足裏バランスが整うと、 ふくらはぎや脛にかかっていた余分な負担が減ることで、筋肉が脂肪を蓄える必要がなくなり、足が細くなったり、 むくみがとれることがあります。サポーターの値段は、1,500~5,500円ぐらいの物が多くなっています。

自分にはテーピングがいいのか、サポーターがいいのか。また、サポーターだったらどんなタイプがいいのか。 外反母趾に比べ、内反小趾のサポーターは種類が少ないですが、自分に合った物を見つけましょう。

内反小趾 矯正

実際の治療はどんなことをするのでしょうか。その手順をお話しします。(接骨院・整骨院の例です) まず、カウンセリングをします。症状などをお話しします。
検査をします。重心のバランスの測定し、足への体重のかかり方を見ます。 内反小趾の曲がり方の角度や、関節のやわらかさ、足指の動きなどを見ます。

検査の結果から、今後の治療方針の説明があります。足首から足指にかけて、骨格矯正をします。 矯正は痛いとイメージが強いですが、最近はソフトな矯正方法をとっていることが多くなっています。

矯正後、骨の位置をチェックし、テーピングで固定します。 治療終了後、日常生活に関するアドバイスやエクササイズなどの指導があります。 補助グッズとして、インソールやサポーターを勧められることもあります。

矯正の目的は、痛みを軽減し、足の筋肉のバランスを整えます。また、 重心位置を正常化することで、全体のバランスを整え、偏った負担がかかることで起こる内反小趾を根本的に改善します。 体の歪みが原因で足の外側に重心がかかり内反小趾を起こした場合は体のゆがみを直さなければ改善しません。 (内側に重心がかかると、外反母趾になります)逆に内反小趾の痛みをかばうために、体にゆがみが生じることもあります。 治療期間は体質、症状、年齢などによって異なりますが、4~6か月が目安になります。

ただし、これらの矯正は中程度までの方に施術されるもので、それ以上の重症の方には行われません。 指導されたエクササイズをして、アドバイスをしっかり守って治療し、再発させないようにしましょう。

内反小趾 治療

では、内反小趾はどんな治療をするのでしょうか。 大きく分けて2つの治療法があります。保存療法と手術療法です。保存療法はさらに3つに分けられます。

<保存療法>

  1. 運動療法・足指の筋力をつけ、足の横アーチを回復させます。 簡単なエクササイズを毎日つづけます。痛みが強く、難しい場合は別の治療をします。
  2. 装具療法・指の位置を矯正する道具や、足の縦アーチを支えるインソールなどを使います。 痛みや負担の緩和にもなります。接骨院などで行われる矯正もこちらに入るでしょう。
  3. 薬物療法・主に内反小趾による炎症を抑えます。多くは湿布や塗り薬を使います。 症状によっては一時的に内服薬を使うこともあります。

保存療法はこれらを組み合わせて行われます。また、痛みや負担を抑えるために、 革靴はポイントストレッチャーなどで、形を足に合わせる、タコやウオノメにクッションテープを使うなどの工夫も必要です。 ウオノメにまったく痛みがない場合は糖尿病などの可能性があるので気を付けましょう。 矯正は足だけでなく、症状によっては骨盤や全身の矯正をする必要がある場合があります。

<手術療法>

内反小趾に行われることはあまりありません。ただし、痛みが強く、 歩くことが困難な場合やスポーツ選手や職業などにより本人が希望する場合は行われます。 手術内容は外反母趾とほぼ同じですが、骨切り術と呼ばれる開帳足を治す手術が多いようです。 骨が小さく固定が難しいことや、軟部組織が薄いため、外反母趾より内反小趾の手術のほうが難しくなります。 また内反小趾と外反母趾の手術を同時に行うこともあります。

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内反小趾 予防 エクササイズ

内反小趾の原因の1つに、足の筋力が落ちていることがあげられます。主に運動不足によるものです。 毎日、簡単なトレーニングをするだけで、簡単に回復します。これらのエクササイズは内反小趾の予防だけでなく、 治療中の方にもお勧めです。

準備体操
床に座ったまま、ゴルフボールを置き、その上に足裏を乗せて軽く転がします。 ゴルフボールを使って、足裏をマッサージする要領です。気持ちよく感じるぐらいが良いでしょう。目安は1分間です。
  1. 足じゃんけん
    • はだしになり、足の指でグー、チョキ、パーを1日30回やります。パーの時、 できるだけ親指と小指が真横に開くようにしましょう。
  2. 足指つかみ
    • ハンドタオルを用意し、足の指でタオルをつまみあげ、30秒間キープします。1日3回やります。
  3. 椅子に座り、床に置いたボールを両足の足裏を使って持ち上げます。60分間キープを1日3回です。
  4. 足の指で新聞を破る。
  5. 足の指でタオルを手繰り寄せます。
  6. 背筋を伸ばし、まっすぐ立ちます。かかとをできるだけ高く上げつま先立ちをします。
    (足指全部で意識して体重を支える)ゆっくり、床にかかとを下します。これを30~50回やります。

これらのエクササイズに共通しているのは、足の指を使うということです。 内反小趾の方は足先を使わずに歩いていることが多いので、指を鍛えるだけで歩き方が変わる場合があります。

ここで紹介したエクササイズは全てやる必要はなく、自分に合うものを1つか2つ選んでやってみましょう。 最初は難しいかもしれませんが、無理をせず、ゆったりと毎日続けることが大切です。

内反小趾 予防 靴

いつも足が痛いというのは辛いものです。 まして立ち仕事をしている方はできれば避けたいものです。どうすれば予防できるのでしょうか。

簡単に言えば、原因を取り除けば予防できるのです。「遺伝は取り除けない。親がそうだから、 自分もなるはずだ」と嘆く方もいるかと思いますが、内反小趾は遺伝しません。
なりやすい骨格が遺伝するのです。そのため。気を付けていれば避けることができます。

まず、靴です。「足にやさしい靴」がいいですね。先端が細く足指を圧迫する形は避けましょう。 人間のつま先の形はいろいろなタイプがあります。日本人に多いエジプト型といわれる親指が1番長いタイプ。 ギリシア型は日本の子供に多く、親指よりも人差し指が長くなっています。
スクエア型はすべての指の長さが一緒で、下駄足とも呼ばれています。まったくつま先の形が違うのに、 同じ靴を履くというのはおかしな話ですね。自分の足の形を把握して、合った靴を選びましょう。

ヒールは低いほうが無難ですが、どうしても高いヒールを履く場合は、ヒールが太い物を選ぶと安定します。 ファッションのために我慢して履いていると、悪化して履ける靴がどんどん減ってしまいます。 足にトラブルを抱えている場合は、できればプロの方に靴を見てもらいましょう。

底が固い靴も良くありません。スリッパやサンダルなど足先でつっかけるものもできれば避けましょう。 つま先が袋状になっている靴下やストッキングも家に帰ったら脱ぎましょう。
5本指ソックスは負担がかかりません。最近は5本指ストッキングも販売されています。 アーチサポートがついている、靴下、インソール、靴もいいですね。

内反小趾 予防 歩きかた

内反小趾の方は「ペンギン歩き」が多いと言われています。体重移動がうまくできず、 ペタペタという足音がします。普通は歩くとき最初に地面に着くのはかかとからになりますが、 ペンギン歩きは足裏全体になります。そのためペタペタと音がするのです。雨の日にペンギン歩きをすると、 水を跳ね上げるため、ふくらはぎに泥はねがたくさんつきます。跳ね上げるクセがある方は気を付けましょう。

通常は下ろした足を上げる時、体重が前方に移動し、足指で体を支えるのですが、 内反小趾の方は体重移動が足指まで行かず、指の付け根あたりで止まってしまうか、小指側に体重が移動します。 かかとはあまり上げません。

この歩きかただと、足指の付け根に偏った圧力がかかり、内部の骨を守るため皮膚が固くなっていきます。 これが「タコ」と呼ばれるものです。やがてウオノメになります。
歩きかたが原因でウオノメができる場合は、刺激を受け続けるので、 いくらウオノメを治療しても歩きかたを改善しなければ再発し続けます。正しい歩きかたは次のようになります。

足を下ろす時はかかとから地面につけます。その後、足全体を地面につけます (この時、足指も地面に着けることを意識しましょう)。
体重を足指に移動させ(足指は丸めない)、 かかとを地面から離します。足指に体重を乗せているとき、かかとがしっかりと上がってない場合は、 足指にしっかりと体重が乗っていません。これを歩くとき、両方の足で意識してやります。
最初は難しいですが、 コツをつかんで習慣化しましょう。治療中の方にも予防したい方にもお勧めです。