内反小趾 原因
「内反小趾はハイヒールを履くからなる」そう思っていませんか?確かにハイヒールが原因のことは少なくありません。 しかし、ハイヒールだけが原因かというと、そうではありません。 ハイヒールを履かない男性や子どもにも内反小趾になる方はいます。
ハイヒールを履いた場合、つま先立ちのような状態になるので、足の指にはヒールの高さに比例して体重がかかります。 3㎝で体重の1.3倍、5㎝で1.8倍といわれています。この負担がかかり、内反小趾(変形)が進みます。 そのため、ハイヒールを履くとなりやすいと言われているのです。
しかし、ハイヒールでなくても足に合わない靴を履いていると、発症します。 足に対して細すぎる靴はもちろんよくありませんが、太すぎる靴も良くありません。 スキー靴やスノーボードのブーツも気を付けましょう。 また、リウマチなどの疾患や運動不足などで筋力が弱いことも原因になります。
遺伝で、先天的に中足骨が開いている方もなりやすいと言えるでしょう。 「開帳足」と言われる状態で、足の横アーチが広く(いわゆる幅広)なり、親指、小指が靴に当たりやすくなります。 外反母趾になった方も、中足指が外側に飛び出してくることで、幅が広くなり、 小指側にも負担がかかるため、内反小趾を併発することがあります。 そのため、外反母趾、内反小趾両方を持ってる方が少なくありません。
女性はハイヒールの他、立ち仕事に従事する方が多い、骨格がやわらかいなどの要素があるため、 内反小趾になるのは女性が圧倒的に多くなっています。最近は子供に内反小趾が増えていて、問題になっています。